JALA WEB講習会の開始について

JALA WEB講習会の開始について

 JALAでは、無痛分娩従事者を対象とする「無痛分娩の安全な診療体制のための講習会」の開催を進めております。

 2019年度に対面型の講習会の開催を開始し、多くの方に受講していただきました。しかし2020年に入ってからは、新型コロナウイルス感染症流行への対応のため、対面型講習会の開催が難しくなり、講習会受講の機会を提供することができず、無痛分娩実施施設の皆様には大変心配をおかけしました。JALAでは対面型に代わる開催形式として、可能な講習会についてはWEBを介したE-ラーニング形式での受講を可能とする方針で検討を進めてまいりました。その結果、4種類の「無痛分娩の安全な診療体制のための講習会」のうち、カテゴリーA講習会とカテゴリーD講習会について、対面型の講習会だけでなく、WEB講習会としても受講できる体制を整備することにしました。

 また、カテゴリーB講習会については、JALAの研修体制分科会の検討の結果、J-CIMELSの「硬膜外鎮痛急変対応コース」以外に、麻酔科専門医を対象とした座学中心の講習会の開発を進めておりましたが、この講習会についてもWEB講習会として受講できる体制を整備することにしました。

 このたび準備が整い、カテゴリーA講習会麻酔科専門医対象のカテゴリーB講習会カテゴリーD講習会のWEB講習会としての開催を開始いたしましたので、ご報告いたします。

 無痛分娩実施施設で、無痛分娩を担当しておられる医師、助産師、看護師の皆様におかれましては、それぞれのお立場で該当する講習会の受講を進めていただきますよう、お願い申し上げます。

 WEB講習会の受講申込方法を、JALAサイトの「講習会に関する情報」のコーナーに「WEB 講習会の受講申込方法について(全カテゴリー共通)」として掲載いたしましたので、ご確認ください。(医療従事者用JALAサイトのトップページの「おしらせ」欄からも入ることができます。)

 

尚、JALAで無痛分娩を担当する医療従事者に受講をお願いしている講習会は以下の4種類です。

「無痛分娩の安全な診療のための講習会」

  • カテゴリーA:「安全な産科麻酔の実施と安全管理に関する最新の知識の修得及び技術向上のための講習会」
    • 受講対象者:無痛分娩麻酔管理者
    • 相当するコース:JALA主催カテゴリーA講習会(WEB講習会も可)
  • カテゴリーB:「産科麻酔に関連した病態への対応のための講習会」
    • 受講対象者:無痛分娩麻酔管理者・麻酔担当医(麻酔科専門医・麻酔科標榜医・産婦人科専門医)
    • 相当するコース:
      • J-CIMEL主催「硬膜外鎮痛急変対応コース」(産婦人科医主体だが麻酔科専門医も受講可能)
      • JALA主催「麻酔科専門医対象のカテゴリーB講習会」(WEB講習会も可)
  • カテゴリーC:「救急蘇生コース」
    • 受講対象者:無痛分娩麻酔管理者(受講歴があれば可)・麻酔担当医(麻酔科専門医(受講歴があれば可)・麻酔科標榜医・産婦人科専門医)・無痛分娩研修修了助産師・看護師(受講歴があれば可)
    • 相当するコース:「J-MELSベーシックコース」「PC3」「ACLS」「ICLS」
  • カテゴリーD:「安全な産科麻酔実施のための最新の知識を修得し、ケアの向上をはかるための講習会」
    • 受講対象者:無痛分娩研修修了助産師・看護師
    • 相当するコース:JALA主催カテゴリーD講習会(WEB講習会も可)

 

 JALA講習会は、「受講歴があれば可」としているもの以外は、定期的な受講をお願いしています。カテゴリーA、カテゴリーB、カテゴリーDに関しては2年に1回程度、講習課題に応じて適切な頻度で定期的に講習会を受講していただくこと、カテゴリーC講習会についてはそれぞれの主催団体で定める頻度で受講していただくことをお願いしています。

(2020年6月19日 第8回JALA総会にて改正)

以上

 

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