JALA要綱

第1条(名称)
本会の名称は「無痛分娩関係学会・団体連絡協議会」(以下、「協議会」)とする。

第2条(設立の経緯)
協議会は、平成29 年度厚生労働行政推進調査事業費補助金(厚生労働科学特別研究事業)「無痛分娩の実態把握及び安全管理体制の構築についての研究」が平成30年3月29日に発表した「無痛分娩の安全な提供体制の構築に関する提言」を受けて、参画に同意した関係学会及び団体によって組織された。

第3条(目的)
わが国における安全な無痛分娩の提供体制を構築するために必要な施策等について継続的に検討し必要な情報を共有することを通じて、相互に協働し連携した活動を展開できる体制を整備し、安全で妊産婦の自己決定権を尊重した無痛分娩とその質の向上を実現することを目的とする。

第4条(構成団体)
協議会は、以下の学会・団体等を当初の構成団体として発足する。
–公益社団法人 日本医師会
–公益社団法人 日本看護協会
–公益社団法人 日本産科婦人科学会
–公益社団法人 日本産婦人科医会
–公益社団法人 日本麻酔科学会
–日本産科麻酔学会

第5条(構成団体の追加)
協議会に学会・団体が新たに参加する場合は、総会における承認を必要とする。

第6条(協議会の委員)
協議会は、構成団体からの推薦による委員によって構成される。協議会は、必要に応じて構成団体以外からの委員を加えることができる。各構成団体から推薦される委員数は細則で別に定める。

第7条(組織)
協議会に総会・議長・副議長・分科会・事務局を置く
1.総会は協議会の最高決定機関であり、協議会の全委員で構成される。総会の成立には全委員の過半数の出席を必要とする。総会の決定には、全構成団体の同意を必要とする。総会は、必要に応じ議長の判断で通信会議とすることができる。
2.議長は総会において、委員の互選によって選出される。議長の任期は1年間とし、再任を妨げない。
3.総会は、年に1回以上開催される。総会は議長が召集する。構成団体のうち2団体以上の要請がある場合、議長は総会を召集しなければならない。
4.議長は、副議長2名を指名することができる。副議長の任期は指名した議長と同一とする。副議長は議長を補佐し、議長が職務を遂行できないときはその職務を代行する。
5.協議会の活動を効率的に進めるため分科会をおくことができる。分科会は協議会の委員及びその他の構成員で構成される。発足当初の分科会として「情報公開分科会」「研修体制分科会」「有害事象分科会」の3つの分科会をおく。各分科会の構成員および運営方法については細則で別に定める。新たな分科会の設置、構成員および運営方法の決定には総会の承認を必要とする。
6.協議会の運営を円滑に進めるため事務局を置く。事務局およびその運営方法については細則で別に定める。

第8条(活動内容)
協議会は、以下の活動および総会において本会の目的を達成するために必要であると合意された活動を行う。
–無痛分娩の提供体制に関する情報公開の促進
–無痛分娩の有害事象に関する情報の収集及び分析並びに再発防止策の検討
–無痛分娩の安全な診療のための講習会の定期的な開催の推進
協議会の決定は各構成団体の自発的な活動を妨げるものではない。

第9条(経費負担)
協議会の運営経費は、構成学会・団体よりの拠出により賄うものとする。

第10条(要綱の改正)
本要綱の改正には、協議会総会における全構成団体の同意を必要とする。

第11条(付則)
本要綱は、2018年7月6日より施行される。

制定日 2018年7月6日
改定日 2018年7月6日

 

PAGE TOP