厚生労働科学研究費補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)「周産期医療の質の向上に寄与するための、妊産婦及び新生児の管理と診療連携体制についての研究(研究代表者 池田智明(三重大学産科婦人科学教授)」分担研究課題「無痛分娩の安全な提供体制の構築のための諸体制の開発に関する研究」(研究分担者:海野信也(北里大学産婦人科学教授))について
研究内容
- 安全な無痛分娩の提供体制を構築するため、医療スタッフの研修プログラム開発、効果的な情報公開の方法の開発、有害事象の情報収集・分析・共有に関する仕組みの開発を行います。
- JALAと共同研究を行い、その活動を支援します。
- 研究期間:2018年度から3年間(予定)
- 研究グループについて:3つのグループに分かれて研究を行います。
- 研修体制グループ:以下のような研修プログラムの開発を行います。
- 無痛分娩の麻酔を担当する産婦人科専門医を対象とする「安全な産科麻酔の実施と安全管理に関する最新の知識の修得及び技術の向上のための研修プログラム」
- 無痛分娩の麻酔を担当する全ての医師を対象とする「産科麻酔に関連した病態への対応のための研修プログラム」
- 助産師・看護師を対象とする「安全な産科麻酔実施のための最新の知識を修得し、ケアの向上をはかる研修プログラム」を開発
- 情報公開グループ:無痛分娩取り扱い施設の医療提供体制を調査し、ウェブサイトでわかりやすく情報を公表する仕組みを開発します。
- 有害事象グループ:無痛分娩の有害事象について、情報収集・分析・共有につながる仕組みを開発します。
- 研修体制グループ:以下のような研修プログラムの開発を行います。
- 無痛分娩分担研究班とJALAの各分科会の関係について